【第2回】あなたの中にいる“子どもの声”に気づく方法

インナーチャイルド

~インナーチャイルドのサインと、日常にひそむメッセージ~

◆はじめに

なんとなく心がザワザワする日。
理由もなくイライラしたり、誰かのひとことで落ち込んでしまったり。

もしかしたらそれ、インナーチャイルド(=内なる子ども)の声かもしれません。

今回は、インナーチャイルドがどんなふうに日常に現れるのか、
そのサインを見つける方法や、やさしく向き合うためのシンプルなワークをご紹介します。

◆ インナーチャイルドが発しているサインとは?

インナーチャイルドは、過去に感じた「満たされなかった思い」や「傷ついた気持ち」が形を変えて、今の私たちの中で生きています。

特に以下のような感情がふと湧いてきたとき、それは内なる子どもからの“サイン”かもしれません。

🍀こんなサイン、ありませんか?
  • なぜか分からないけど、不安でいっぱいになる
  • ささいなことで怒りがこみ上げる
  • ひとりになると、ぽっかりと孤独を感じる
  • 誰かに何かをしてもらえないと、悲しくなる・拗ねたくなる
  • 頑張っても認められないと、無力さや虚しさを感じる

これらの感情は、すべて“今のあなた”ではなく、小さなあなたが感じているもの。

インナーチャイルドは、
「ちゃんとわかってほしい」
「そのときの気持ちに気づいて」
と、静かに語りかけているのです。

◆ 日常のどんな場面に表れるの?

インナーチャイルドは、日常の何気ない瞬間にひょっこり顔を出します。

  • 誰かに無視されたように感じたとき
  • 子どもにイライラしてしまうとき
  • SNSの「いいね」が少なくて落ち込んだとき
  • パートナーの言葉に過敏に反応したとき

実はそれ、過去の傷ついた記憶と結びついている可能性があります。

あなたの中の小さな子が、「そのときの気持ちに気づいて」と伝えているのかもしれません。

◆ ワーク:自分に問いかけてみる

ここで、インナーチャイルドとやさしく向き合うためのセルフワークをご紹介します。

🌿 やさしい問いかけ
  1. 「小さい頃、私は何を感じていた?」
     例:寂しかった、怖かった、我慢してた…
  2. 「そのとき、どうしてほしかった?」
     例:抱きしめてほしかった、安心させてほしかった
  3. 「今の私が、その子に何をしてあげられる?」

静かな時間に、ゆっくり呼吸をしながら、
ノートに書き出してみるのもおすすめです。
言葉にすることで、少しずつ “こころの奥” とつながる感覚が育っていきます。

◆ おわりに

インナーチャイルドは、あなたの中でずっと待っていました。
「気づいてくれてありがとう」と、きっとほっとしてくれるはずです。

完璧である必要はありません。
ただ、小さな自分の声に耳を傾けることから始めてみませんか?

次回は、インナーチャイルドとやさしく対話する方法をご紹介します🕊️

<あなたの中の「小さな声」に気づくために>
第1回では、インナーチャイルドの基本や意味について、やさしく解説しています。
👉 インナーチャイルドとは?心の中にいる小さな“自分”に気づくことから始まる

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